東京外論

地方暮らしのほんとうのことを書きます

また少しずつ書き始める。

ここは東京ではない、日本のどこか。

 

今週のお題「チョコミント

 

しばらくブログ記事を書いてなくて、多分一年くらい書いてないのだけれど、相変わらず地方で生きているし、貧乏のままだ。

少しもう少し、ラフな感じでブログを書いてみようと思った。

 

今週のお題はチョコミントだそうだ。

チョコミントってことはアイスなのだろうか。チョコミントアイスなんてもう20年くらい食べていないと思う。

 

最後にチョコミントアイスを食べたのは小学校の頃通っていた、スイミングスクールでの自販機でのアイスだ。

兄弟でスイミングスクールに通っていて、母親が教室が終わると時々自販機でアイスを買ってくれていたことを覚えている。

東京の駅にも同じ自販機を見かけたことがある割とメジャーなアイスの自販機。外のラベルをくるくる剥がして、そこについたアイスもペロペロ舐めるのが好きだった。習い事で続いたのは唯一のスイミングスクールだった。バタフライまで一応泳げるようになった。初めは本当に金槌で五メートルも泳げなかった自分としては、驚異的な成長率だった。

高校の水泳の時間を最後にプールなんて行ってないが、6年くらい前から泳ぎに行きたいなと思っている。思っているだけで6年も経ってしまうのなんて、大人の時間感覚は残酷だ。

当時通っていたスイミングスクールは市営のプールで今でもある。

アイスの自販機もあるだろうか。

もし今後、少しの勇気が持てて、プールにでも通う気になれたら、泳ぎ終わった後にチョコミントアイスを食べよう。

少し科学的で、すっと口にとけ広がるミントを楽しみながら。

 

少しの勇気を持つためには、自分はもう少しやりたいことをやって、自由に行きていいんだと、常にわかっていることだ。

今の自分にはそれが足りない。

 

 

 

 

帰る家がある。都会でも田舎でも

ここは東京ではない。日本のどこか。

 

月曜日からひたすら残業を続けた。

もちろん残業代なんか出るはずがない。

地方の中小企業は優秀な人間は多くない。だから生産効率も良くないのだ。そんなことはわかりきっている。

疲れ切った国道の帰り道を三世代前の型の自家用車で帰る。

とにかく二人で暮らすアパートへ。

2LDKで家賃は5万円。

東京で暮らしていた時は1DKで13万円だった。

 

どちらがいいのかわからない。ただ山手線の内側で暮らしていた価値は差額の8万円以上はあっただろうと思う。

 

ただどちらでも帰る家がある。帰りたい家があることだけが救いだ。

 

 

 

何もしていなくても、一年間は過ぎ去って行った。この地方でも

ここは東京ではない。地方のどこか。

 

全くブログも書く気も起こらず、ただただ低賃金な労働に身を捧げ、残業代未払いの仕事を終えて、壊れかけの車でアパートまで戻ってくる一年だった。

 

心配なのはいつもお金のこと。

喧嘩する内容もいつもお金のこと。

 

車のガソリン代、税金、車検代ばかりにお金がかかり全く一年間は貯金が出来なかった。こんなことで子供を育てることができるのだろうかと心臓を握りつぶされるほどの不安が眠る前に襲う。

 

暮らしていく場所が悪いからこうなってしまったのかはわからない。

ただひたすらに何もアウトプットできなかった一年間だった。

 

 

 

都会になるために100万人の生活を

ここは東京ではない、日本のどこか。

 

今日は仕事で100万人都市に来た。高速道路を乗り継いで300キロ、曇天の空は快晴に変わっていた。

久しぶりに来たこの街は、街並みは綺麗で、観光客で溢れていた。

往復600キロの距離を日帰りで帰った。

疲れ果てて文字はこれ以上書けない。

 

 

車通勤の罠

ここは東京ではない、日本のどこか

 

地方での生活は自ずと、車生活になるのは必然だろう。もちろん通勤だって車で行う。私も東京にいた頃は電車で通勤していた。今は車での通勤だ。

毎朝FMラジオで天気予報を聞きながら通勤している。通勤時間は15分程度だ。ドアツードアで会社の玄関まで行ける。東京にいた頃は地下鉄を3本も乗り換えていた。

どちらが楽かという話は置いておいて、自動車通勤は圧倒的に情報が少ない。駅のポスターも売店も立ち寄る本屋もなにもないのだ。ただの行き帰りで終わり。電車通勤では情報に溢れていた。人々の服装を見るのも楽しかったものだ。

こうして地方ではセンスから廃れていくのだろう。

車通勤は毒だ。世の中のことがますますわからなくなり、会社と家がこの世界の全てになってしまう。こうしてどんどん切り離されていく。

深夜に及ぶサービス残業の後、ヘッドライトが薄暗い国道を照らす。

この寂しさを背負い明日も朝、車のエンジンをかけるだろう。

 

 

土砂降りのバイパスを抜けて、地方の移動は車が必要だ

ここは東京ではない、日本のどこか

 

転勤で戻ってきて早々、営業エリアが100キロ先の街になった。車で朝でかけ、夜8時ごろに事務所へ戻って書類整理。もちろん残業代なんか出ない。

気づけば街と街のバイパスが発達していて、昔の国道沿いの街はますます荒んでいる。

チェーン店ではない食堂とか、どうでもいいだろう店はどんどん潰れる。そうして自分たちの首を絞めている。

バイパスでも毎日は本当に疲れる。営業範囲を広げないと自分の街の仕事だけではやっていけない。縄張りを荒らすためのバイパスだ。

全く今日は雨ばかりで、城跡に咲いていた桜は雨に濡れていい感じだった。

車優先、インフラは車基準で、街と街の間は広く、人々の心は狭い。

 

日本中を早く繋げてどこでも行けるようにして欲しい。